《Loosening Fabric #6 (Entangled)》

富士吉田の商店街にある元洋品店を改修し、白いギャラリー状の空間にして、そこを会場としています。アーティストはこの町のこの場所で洋品店を営んでいた高齢の女性の人生に思いを巡らせながら、時間を巻き戻すように織物を解きほぐした作品と残されていたミシンなどを組み合わせて空間全体をインスタレーション作品としています。

【参考図版】Loosening Fabric #6 (Entangled)
解かれた織物
2017年
H.330 x W.210 x D.219 cm
撮影:Stephen White
展示風景: Turner Contemporary(マーゲート、イギリス)2017年

Profile

1976年東京生まれ、ベルリン在住。絵画を探求するなかで織物や刺繍に着目し、解体と再構築という独自の手法を用いた作品が国内外で高い評価を受けている。「時間の巻き戻し」や「選択されなかったもう一つの可能性に想いを巡らせること」をテーマとし、織られるまでの時間や織り込まれて認識できなくなった素材など、潜在する何かを表出させる。近年では、マンハイム市立美術館(ドイツ)、東京都現代美術館、テキスタイル博物館(オランダ)、ヨハン・ヤコブ美術館(スイス)、韓国国立現代美術館など、多数の展覧会を開催。