《裏地 / 裏富士》

作家は富士吉田が裏地の生産地であることに心を寄せ、街のシンボルともいえる富士山を正面に望む元銀行の屋上を舞台に選びました。屋上を覆うように出現する巨大な布は、縫い合わされた服の裏地です。鑑賞者は布をくぐり、所々空いた穴から頭を出すことで見える景色の変化と、衣服のもつ「表と裏」の関係性を体験します。

展示イメージ:「工夫して着る服 くふぅく」, 板橋区立美術館, 2009年

Profile

美術家。1982年奈良県生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域博士後期課程修了。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)等を経て、現在、奈良県立大学地域創造学部准教授。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。「六本木アートナイト2014」ではテーマプロジェクトを手がけ、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3ヶ所で古着を再利用した大規模な作品を発表した。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」も手がける。近年の主なグループ展に、「東京ビエンナーレ2020/2021」、「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展」アーツ千代田3331(2017年、東京)、「20th DOMANI・明日展」国立新美術館(2018年、東京)、「さいたまトリエンナーレ2016」、「あいちトリエンナーレ2016」など。