産地展「WARP & WEFT」- History of textile products in Yamanashi Region -」
WARP&WEFT展は、産地の過去から現在の系譜をダイナミックにご体感いただく企画展です。会場では、産地の原点である甲斐絹の解説を始端に、山梨県産業技術センターが所蔵する明治から昭和初期に産地で織られた貴重な生地から、現在の織物工場が生み出すプロダクトまで、時代の流れや社会の変容に合わせ進化した生地やプロダクトの変遷をご覧いただきます。
ディレクター 高須賀活良
江戸時代に高級裏地の産地として名声を博した郡内産地は、時代の移り変わりと共にネクタイや服地、ストール、傘、座布団、その他ライフスタイル系のプロダクトまで、それぞれの工場ごとに製造の幅を広げてきました。ニーズに合わせて変容し続けている産地の意思とDNAをご体感いただける展示となっております。一部のプロダクトは会場にて週末開館日のみ購入することができます。本展でしか出会えない展示品の数々、そして代わる代わる在廊する織物職人との交流もお楽しみください。また、産地や生地づくり、プロダクトに関するトークイベントなどのコンテンツも予定しております。
会場内別フロアではテキスタイルコーディネーター森口理緒が「 TEXTILE LINK」と称して、様々なジャンルのクリエイターやデザイナー向けに織物に関するご相談に乗り、布の可能性をご提案する場をご用意しております。 サンプル生地やマテリアルブック、テキスタイルの特性を活かした空間づくりやプロダクトの事例など、色々なアイデアの種を共にしながら、生地との出会い、産地との接点づくりのお手伝いをいたします。