/ Kimberley Cookey-Gam

展示会場
(01)旧山叶
  • ふじみちアーツ
  • レジデンス連携
THE ART OF CROCHET: a piece of nature
THE ART OF CROCHET: a piece of nature
About Works
今年のFUJI TEXTILE WEEKでは、キンバリーが三日間にわたり一連のかぎ針編みワークショップを行います。
このワークショップでは、かぎ針編みの基礎を学びながら、自然とのつながりをゆるやかに深めていく体験が提供されます。基本の編み方や技法を身につけた後は、糸に流木やハグストーンなどの拾い素材を組み合わせて自由に実験し、有機的な素材と手仕事が触覚的かつ意味深く結びつくプロセスを楽しみます。
各セッションは、キンバリーが用意したハンドアウトによる短いリフレクション(内省)の時間から始まり、制作に向けて心を整え、自分なりの意図を設定するひとときを持ちます。会場ではハーブティーも提供され、学びと創造、静かな交流が心地よく育まれる温かな雰囲気がつくられます。
ワークショップ空間には、キンバリーの実験的なアート作品が展示され、厳選された衣服や機能的なオブジェも購入することができます。
Artist Profile
キンバリー・クッキー=ガム / Kimberley Cookey-Gam

キンバリー・クッキー=ガム / Kimberley Cookey-Gam

キンバリー・クーキー=ガム(1995年生)は、イギリスとナイジェリアにルーツを持つアーティストで、現在は一年間日本に滞在しています。2018年にブライトン大学で彫刻の学士号を取得し、2021年にはロイヤル・カレッジ・オブ・アートで彫刻の修士課程を修了しました。2022年には猿屋アーティスト・レジデンスに参加し、そこで初めて富士吉田市と出会いました。その後、ロンドンのCockpit Artsにて「Make It」アワードを受賞し、2年間にわたり創作活動を発展させる機会を得ました。
彼女の制作は、スピリチュアリティやイボ族の文化的背景を手がかりに、クラフトを通じた癒しの探究に根ざしています。バイオミミクリ(生物模倣)の視点に導かれながら、微視的な構造や細胞のパターン、生きた物質を形づくる柔らかなリズムといった“生命の隠れた建築”を見つめ、それらをかぎ針編みというゆっくりとした触覚的な行為へと翻訳していきます。
自身のクリエイティブ・プラットフォーム「crochetcookey」を通じて、キンバリーはアートと衣服、人々のあいだにあるつながりを育んでいます。作品は彫刻、衣服、機能的なオブジェ、そしてワークショップと多様ですが、いずれも思いやりと協働のかたちとして捧げられるものです。彼女の創作は、癒しと“今ここにいること”のための場をそっと支え、私たちを結びつける目に見えない糸の存在を思い起こさせます。