FUJI TEXTILE WEEKは、1000年以上続く織物の産地でもある山梨県富士吉田市の産業の歴史を根底に、伝統産業および地域活性を目的として2021年よりスタートした、テキスタイルと芸術が融合する国内唯一の布の芸術祭です。 本イベントは、織物産地の事業者と国内外アーティストがコラボレートした作品などを展示する「アート展」と、産地の歴史にふれることができるアーカイブ展示に加え、生産者たちとのビジネスマッチングを実現する「デザイン展」の2つが一番の特徴となっており、その他にも、地域の豊かな歴史·文化資源を活用した各種プログラムが実施されます。 また、各会場に街の空き家を活用するなど、地域への貢献・発展を見据えたアートイベントです。

事務局からのメッセージ
Message from Executive office

新型コロナウィルス感染症の大流行を乗り越え、第3回目となるFUJI TEXTILE WEEKが開催されます。今年のテーマは「BACK TO THREAD / 糸への回帰」です。富士吉田市はかつて、農耕には適さない土地条件や陸路の運送制約から、養蚕、紡績、染色、織りの工程を担えるテキスタイルの産地として栄えたが、時代の変遷とともに糸の供給は他地域へとシフトしていきました。そして、現在、世界では環境問題への関心が高まり、消費者は製品の素材の起源を求めています。地域の素材を活用した製品への要求はますます強まっていると感じます。今年のFUJI TEXTILE WEEKでは、展示やプログラムを通じて地域の素材に焦点を当て、多くのみなさまに創造・想像する時間を楽しんでいただけたらと思っています。

アート展では、国内外で活躍する12組のアーティストが、社会、歴史、思想などの独自の視点から、日常の用途を超えた織物の表現を鑑賞することができます。アーティストは、地域性やテキスタイルを積極的に活用し、素材についての意識を高めるメッセージを発信しています。産地展では、この産地の残るアーカイブの生地を通じて、過去の職人たちが生み出した織物の糸、色、織りの技術、デザインなどに注目し、さまざまな視点から観察し発見することができます。この展示は、地域の素材の歴史や伝統に触れることで、新たな素材への関心を喚起させます。さらに、トークイベントでは国内外のテキスタイルを取り巻くクリエイティブについてを、これからのことを各地で活躍するクリエイターをゲストに招き一緒に再考していきます。

インフォメーション / Information

日時:2023年11月23日(水)-12月17日(日) ※期間中の月曜日 休館
開館時間:10:00 – 16:00
会場:山梨県富士吉田市下吉田本町通り周辺地域
料金:1,200円 ※高校生以下無料
チケット事前購入:Peatix

主催:山梨県富士吉田市
企画運営:FUJI TEXTILE WEEK 実行委員会
助成:オランダ王国大使館
協賛:エヌ・アンド・エー株式会社 / FSX株式会社 / FabCafe LLP / 株式会社ロフトワーク (50音順)
協力:株式会社宗邦 / 富士吉田織物協同組合 / 一般財団法人 ふじよしだ観光振興サービス / 富士吉田市商業連合会 / 富士吉田商工会議所 / 株式会社ふじよしだまちづくり公社 / 山叶株式会社 / 山梨県 (50音順)

運営事務局 / Operating organization

「実行委員会」
実行委員長 南條史生

「事務局」
事務局長:八木毅
副事務局長:杉原悠太

「アート展」
ディレクター :南條史生
キュレーター:アリエ・ロゼン 丹原健翔
プロジェクトマネージャー: 大木彩子
コーディネーター:小林純 根上陽子 鴨志田美鈴

「デザイン展」
ディレクター:高須賀活良
プロジェクトマネージメント:赤松智志
デザイン:浦川彰太

「ビジネス – 生地展」
企画:高須賀活良
デザイン:株式会社トリッキー 高須賀文子 毛利朋子

「地域コンテンツ」
企画:藤枝大裕

「広報」
エヌ・アンド・エー株式会社 株式会社サニーサイドアップ
五十嵐友美 別府大河 栗田祐一