/ Meita Meilita

展示会場
(11)旧すみれ洋装店
  • ふじみちアーツ
  • レジデンス連携
洋装店
洋装店
About Works
メイタ・メイリタは、1950年代に富士吉田で始まった「すみれ洋装店」の物語をたどります。家族に受け継がれた写真資料や、次世代の家族が語る断片的な記憶を手がかりに、富士吉田の織物産業の発展と戦後日本のテキスタイルイメージを重ね合わせながら、その歴史を刺繍によって紡いでいきます。

刺繍作品に加えて、メイタは「押絵」の技法を用いて、すみれ洋装店が営まれていた家兼店舗をミニチュアとして立体的に表現した作品を展示します。
かつて店主が手がけていた伝統的な布の手仕事をメイタ自身がなぞりながら、伝統的な価値観との近代に入ってきた西洋文化、そして個人的な記憶が日本のテキスタイルの物質的な歴史とどのように結びつくのかを浮かび上がらせています。
Artist Profile
メイタ・メイリタ / Meita Meilita

メイタ・メイリタ / Meita Meilita

メイタ・メイリタは、テキスタイルとクラフトを通じて「記憶」「歴史」「生の経験」の交差点を探究するアーティストである。女性であり母であるという自身の視点から、手刺繍と機械刺繍の両方を用い、芸術的表現の手段であると同時にアーカイブの方法として実践している。

彼女の作品は、多くの場合、個人的な物語や口承史、記憶を宿したオブジェを集める共同的なプロセスから生まれる。それは公的な歴史記録からこぼれ落ちた物語に焦点を当てたものである。

作品は、香港のヘリテージ・アート・アンド・テキスタイルセンター(CHAT, 2025)、ジャカルタのテキスタイル・ミュージアム(2024)など国際的に発表されている。また、ドイツ・ライプツィヒ国際アートプログラム(2021)、台湾・Paterongan Art(2025)といったアーティスト・イン・レジデンスにも参加している。

彼女の活動は参加型・コミュニティベースのリサーチに根ざしており、その実践はしばしば現代美術のインスタレーションとして結実する。そこでは、見過ごされてきた声や儚い記憶に居場所を与え、親密な個人の物語がより広い歴史や現代の緊急性と響き合う、思索的な場が生み出されている。"