COLUMN
2025.3.20
手芸を外に持ち出すということ|宮田明日鹿×FUJI TEXTILE WEEK事務局

宮田明日鹿
みやたあすか:アーティスト。1985年、愛知県名古屋市生まれ。テキスタイル、ファッション、現代美術の領域で手芸、改造した家庭用電子編み機などの技法で作品を制作。自分や他人の記憶を用いて新たな物語を立ち上げ、顧みることなく継承されてきた慣習や風習に疑問を投げかけている。近年では、手芸文化を通してさまざまなまちの人とコミュニティを形成するプロジェクトを各地で立上げている。おしゃべりしながら編む手を動かし、さまざまな世代が学び合い、何気ない会話を交わすなかで、見過ごされてきた出来事や家のなかの事柄も社会と密接につながっていることを参加者自身が再認識する作業を試みている。https://asukamiyata.com/ (Photo: Tomoya Miura Photo courtesy : Assembridge NAGOYA Executive Committee)