FUJI TEXTILE WEEK 2023は、Fuji Textile Collaborative Project(フジ テキスタイル コラボレティブ プロジェクト)の枠の下、テキスタイルのパイオニアとして知られるStudio Samira Boonの創設者、デザイナーのサミラ・ブーンをゲストに迎えます。

アムステルダムと東京を拠点とするテキスタイル建築スタジオ、Studio Samira Boon。柔軟でダイナミックな環境の創造に重点を置きながら、最先端の技術を生地デザインに応用することに特化してきました。ハイテクな折りたたみ技術やコンピュータ織りモデルを使うことで、独自のテキスタイルの表現を次々と生み出しています。

12月中旬に富士吉田を訪れる際、富士吉田市の機屋産業を訪問し、地域ならではの技術と素材のリサーチを行います。また、東京大学 大学院総合文化研究科 兼 大学院工学系研究科の舘 知宏教授と、富士技術支援センターの専門家と共に意見交換セッションを行い、最新のテキスタイル技術の進歩について話し合います。富士吉田テキスタイルの限界を押し広げるダイナミックな機会となることを期待しています。

FUJI TEXTILE COLLABORATIVE PROJECTについて

Fuji Textile Collaborative Project(フジ テキスタイル コラボレティブ プロジェクト)は、山梨県のテキスタイルの生産者と国際的なクリエイターの協業を促進することにより、テキスタイルの表現を建築や空間デザイン、プロダクトデザインやアートなど、多岐にわたる分野においてその可能性を探る試みとしてスタートしました。

地域の唯一無二のテキスタイル技術と世界中のクリエイターとのコラボレーションの枠組みを構築し、地域とグローバルをつなげることを目指しています。

ゲストプロフィール

サミラ・ブーン | Studio Samira Boon 創設者

サミラ・ブーンはオランダ出身。大学で建築を学んだ後、日本の文化や建築に興味を持ち東京工業大学に留学します。4年間を日本で過ごし「Studio Samira Boon」を立ち上げました。空間やテキスタイル・プロダクトなどのデザインや制作を行っています。「素材を最優先にするとデザインは結果として生まれる」という考えで、素材や製造技術の研究から成果として作品を作る手法をとっています。
Studio Samira Boon は、アムステルダムと東京を拠点とするテキスタイル アーキテクチャ スタジオで、柔軟でダイナミックな環境の作成に重点を置いています。ハイテクな折りたたみ技術をコンピュータ織りモデルに再解釈し、折り紙のパターンをそのまま生地に組み込むことで、革新的なテキスタイルの表現を生み出しています。