FUJI TEXTILE WEEK 2023は、Fuji Textile Collaborative Project(フジ テキスタイル コラボレティブ プロジェクト)の枠の下、洗練されたカラーの作品が特徴的な、オランダのデザインスタジオ Raw Colorをゲストに迎えます。
FUJI TEXTILE COLLABORATIVE PROJECTについて
Fuji Textile Collaborative Project(フジ テキスタイル コラボレティブ プロジェクト)は、山梨県のテキスタイルの生産者と国際的なクリエイターの協業を促進することにより、テキスタイルの表現を建築や空間デザイン、プロダクトデザインやアートなど、多岐にわたる分野においてその可能性を探る試みとしてスタートしました。
地域の唯一無二のテキスタイル技術と世界中のクリエイターとのコラボレーションの枠組みを構築し、地域とグローバルをつなげることを目指しています。
Fuji Textile Collaborative Projectの初の国際協力者であるオランダのデザインスタジオ、Raw Color がFUJI TEXTILE WEEK 2023にて登場します。Raw Color特有のコンセプトを紹介し、新しいテキスタイルとデザインの可能性をインスパイアする展示を行う他、トークイベントに登壇します。また、富士吉田市の機屋産業を訪問し、地域ならではの技術と素材のリサーチも行います。
プロジェクトの展開を引き続き発信していきます。
インターナショナルコラボレーター: Raw Color Studio、Studio Samira Boon
ローカルコラボレーター: 舟久保織物、株式会社オヤマダ、テンジンファクトリー、前田源商店、渡小織物、渡邊織物
プロジェクトマネジメント: FabCafe Tokyo、株式会社DOSO、FabCafe Fuji
クリエイティブディレクター: アリエ・ロゼン
スペシャルサンクス: 山梨県、在日本オランダ王国大使館、オランダクリエイティブインダストリーズ基金、富士技術支援センター
Raw Colorのプロセス
Raw Colorスタジオの制作プロセスの特徴は、デジタル上のデザインと実物のサンプルを行き来することです。制作とテストを繰り返し、ディテールへの入念なこだわりを持ち続けることは、常に高いクオリティのアウトプットを生み出すためにとても重要です。
色や形、質感は、実物のサンプルで確認するのが最も良い方法です。プロジェクトのゴールは完璧を目指すことではなく、プロジェクトの中で出来る限りの可能性を試すこと。スタジオ内に目に見えるサンプルを置くことで、制作プロセスにおいて、そのプロジェクトを常に見返し、考えるきっかけをつくり続けることができます。
Raw Colorの作品は主に、色の視覚的な印象に影響を受けています。色は人が最初に感じる視覚的な要素であり、多くの場合、形や質感よりも先に認識されます。Raw Colorのアプローチは直感的なものからスタートしますが、それには、システム、グリッド、自然といったテーマが伴っています。これらのテーマによって分析的な視点が付与され、直感を論理へと導き、アウトプットを生み出していきます。
ゲストプロフィール
デザインの分野を横断して色に形をあたえる。
Raw Color は、デザイナーの Christoph Brach と Daniera ter Haar によって設立されたアイントホーフェンを拠点とするデザインスタジオで、デザインにおける色の使い方に対してユニークな解釈を持っています。グラフィック、テキスタイルデザイン、プロダクトデザインを融合させながら、企業の将来的な位置づけを図るために必要なツールの制作支援などを行っています。
視覚的言語であるデザインをつくるため、リサーチと実験を行い、そこから生まれる作品からは、素材に対しての洗練された扱い方が伺えます。スタジオのチームは、委託プロジェクトやスタジオ独自で行うプロジェクトを通して、複雑なアイデアをわかりやすく表現する、直感的なアプローチを取っています。
展示
日程:2023年11月23日から2023年12月17日まで
会場:FabCafe Fuji 1F(山梨県富士吉田市下吉田3-5-16)
時間:FabCafe Fuji 営業時間に準ずる(8:00から17:00まで、火曜日定休)
入場:無料
ウェブサイト:https://fujitextileweek.com/
トークイベント
日程:2023年11月24日(金)13:00-14:00
会場:FabCafe Fuji(山梨県富士吉田市下吉田3-5-16)
入場:無料