ジャファ・ラム /
林嵐 Jaffa Lam
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- 旧山叶
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ジャファ・ラム / 林嵐 Jaffa Lam
1973年中国生まれ、香港を拠点に活動。主にリサイクル素材を使ったミクストメディアの彫刻やインスタレーションなど、サイトスペシフィックな大規模作品を得意とする彫刻家。土地の歴史、文化、時事問題に関連する問題を探求する非言語的な会話や対話に関心を持っている。パブリック・アート、伝統工芸の喪失と再生、人間とモノの循環、一見些細な人間の物語を歴史の大きな流れの中でとらえるようなテーマについて考察している。
ラムは、日本の瀬戸内国際芸術祭(2013年)、台北当代芸術館(MOCA Taipei)の「香港ウィーク」(2015年)、デンマークのアロス・オーフス美術館の「A New Dynasty- Created in China」(2015年)、中国の「烏鎮国際現代美術展」(2016年)、フランスの「Lyon Lumières(リヨン・光の祭典)」(2018年)など、多くの国際展に招待されているほか、バングラデシュ、カナダ、中国、フランス、日本、ケニア、ミャンマー、フィリピン、台湾、スイス、アメリカなどでのさまざまなアーティスト・レジデンス・プログラムにも参加している。
直近では、ラムのサイトスペシフィック・インスタレーションが2023年アート・バーゼル香港のエンカウンターズ・セクターに登場した。宙を舞い、社会的な関わりをも持つこのインスタレーション作品は、傘の生地を再利用した14メートルのパッチワークで構成され、工業用トロリーで作られた6つの彫刻の延長線上に組み合わされている。アーティストが「アートフェアのオアシス」と称するこの作品は、労働、アイデンティティ、都市の集団性の問題を提示している。
https://www.jaffalam.com/
竹製作:tomboo 石井知子
協力 : Nelson Leong